ファインモールドさんから発売されている『Bf-109 F-2』を製作しました。
メッサーシュミット戦闘機と言った方がわかりやすいかもしれない。そのF型で改修2回目のやつです。なのでF-2なんですね。
1/72スケールです。タミヤエナメル塗料での筆塗りです。
設計者のウィリー・メッサーシュミット氏が作りし、念願の理想のメッサーです。
従来機のE型では設計の古さとか技術力不足もあり色々妥協していたんです。
E型はモーターカノン(※プロペラの中心部から機関砲を発射できる装置)を搭載できなかった。仕方ないから妥協して主翼にも機銃を搭載したけど、想定外の事態だったようでけっこう無理して搭載したらしい。
しかし。このF型は違います。
主翼内機銃は撤廃して、形状も変更して、この主翼の本来の目的(運動性向上のための軽量化&空気抵抗の軽減)を実現しました。
なので機銃は機首のみに搭載しました。モーターカノンを含めて3門搭載しています。これによって瞬間火力が増しました。
全体的なフォルムもより空気抵抗を軽減するべく見直されて改良されました。尾翼を支えていた邪魔な棒もなくなりました。
その結果。
ウィリー・メッサーシュミット氏が理想とした『F1マシンのように速くて、瞬間的に一ヵ所に集中して弾丸を叩き込める戦闘機』が出来上がったのでした。
まあ、僕はE型のほうが好きだけどね。(←F型論争重武装派)
ところで。
今回も筆塗りでこのキットは製作したのだけども。
今まで買ったキットでは見られなかった、水転写デカールの多さが特徴的でした。
国籍マークはもちろんですが、胴体の迷彩模様もデカール再現です。
あと主翼と尾翼の色付けに関してもデカール再現なんです。胴体上部の黒色部分もデカール再現です。
写真で見えるところのほとんどにデカールが貼られています。塗ったのは水色の部分くらいですね。
あんまり塗装をせずともデカールを貼るだけでまあまあ完成しちゃう。それがこのキットの特徴と言えますね。
けど、胴体の迷彩模様以外は筆塗りにしておくべきだったかなぁと思っています。デカールの質感が微妙なんだよね。おかげで全体的に見てオモチャ感が出てしまっている。
あと心残りなのは、小さいパーツが1個どこかに飛んでいって行方不明なんだよね。なので主翼裏面に付いているはずの部品が一部欠損した状態になっている。残念だ......。
それでも完成したものを手にとって眺めてみると「Bf-109ってやっぱり綺麗だなー」って思う。ドイツ人にしか作れないデザインだと思う。素晴らしいよね。
感動の度合いで言えばタミヤの1/72スケール『Bf-109 G-6』のほうが勝っていたな。
※参考記事
メッサーって小さい主翼が特徴的なんだけど、このF型はちょっと大きめというか......。E型からF型になった段階で主翼のサイズが変わったそうだから、そのせいかな......?
ちなみにパーツの合いは完璧です。自分で削って合わせたりする必要はありませんでした。流石はファインモールドさんです。
なんだかんだで胴体迷彩デカールは嬉しかったし。筆塗りでこんな複雑な迷彩を再現できる気がしないので。そこまで感動はしなかったけど、充分優等生です。良いキットだと思います。
もしこのキットを作りたいと思う人は、マークセッターとマークソフターは必要だと思ったほうがいいです。
マークセッターを塗って、その上にデカールを貼って、そのデカールの上からマークソフターを塗る。これでモールドもはっきりわかるレベルで密着します。
まあでも、タミヤのウォーバードコレクションのほうが値段も安いしクオリティも高いしで超おススメですけどね。塗装は必須ですけれども。
【ニーアレプリカント一周目クリアの感想】
※前回までのお話
以下、ネタバレ含みます。注意です。
このRPG、周回によってエンディングが変化します。今回は一周目のエンディングを迎えたわけです。
主人公ニーアは大事な人達を失いまくって、妹ヨナを魔王から救出しました。
弟分のエミール、母親代わりのデボル&ポポル、父親代わりのシロも失いました。たぶん、親友になった仮面の王とその臣下達も死んでいることでしょう。
その果てに魔王から妹を取り戻したわけですが......。一番大事な人を得る代わりにその他多くの大事な人達を失う結果となりました。戦友のカイネも去っていきました。
これでニーアは幸せだったのでしょうか? 完全なハッピーエンドと言えるのでしょうか? こうした疑問を一周目のエンディングでは我々に与えてくるわけです。
救出した妹ヨナはとても美しかったです。もう完全に勇者様に助けられるお姫様です。
けど、ちょっと違和感もありました。
たしかに美しい。そして可愛らしい。けれど......兄好みの理想の妹を演じているような印象も受けました。
そう思ってしまったきっかけは、魔王を倒したあとで別れを告げて魔王城を去ろうとするカイネ(←超美人の女性で、兄と超仲が良さそう)を呼び止めようとするニーアに向かって、ヨナが突然「お空が綺麗だね」と言って窓の外にニーアを視線誘導をしたことです。
とてもさりげない動作だったのですが、つられてニーアが窓の外を見ている間にカイネはその場から立ち去ってしまいます。
無垢な天使みたいなイメージを思わせるヨナが『女』を見せてきたと勝手に感じてしまいました。
思えば、魔王にさらわれる以前からヨナは事あるごとに「兄と一緒に家で過ごしたい」と言っていた気がします。当時のニーアはヨナの病気を治すために遠出を重ねていましたから、寂しさからそういう発言が出ていると思っていましたが......。
このゲームの製作者であるヨコオタロウ氏の趣味的にはあり得るんだよなぁ......。兄は妹を妹として可愛がっているけれど、妹は兄のことを異性として好きなパターン......。正直好き......。あんな崩壊した世界でのことだし......。いいんじゃね......?
ヨナは可愛い。けれど、それは兄から異性として好かれるために頑張って作った可愛さかもしれない。
それこそもし将来、ヨナが他の男性と結婚する日がきたらニーアはショックで泣きながら祝福すると思うのですが。
ニーアが他の女性と結婚する日がきたらヨナは全力で妨害しそうな気がする......。むしろ少しでも『芽』があると思えば事前にさりげなく摘んでいきそう......。
そんなことを思ったのでした。ヨナちゃんってもしかしてヤンデレ属性持ち......?
その辺のことは匂わせ程度にするのか、それとも今後の別エンディングで明らかにしていくのか。
まだまだニーアレプリカントは始まったばかり。
今後の展開も楽しみにしつつ二周目に突入しようと思います。
あと、追伸。
ガチギレしたポポルお姉ちゃんは完全に元ヤンでした。
普段は温和で優しいお姉ちゃんだけど、キレると元ヤン時代の性格が出るとか......。
どんだけ俺の性癖にクリーンヒットさせてくるんだ......。
もうポポルお姉ちゃん好きすぎる......。オギャリてぇ......。
オギャア! オギャア! オギャアアアッッ!!
......疲れてるなぁ、俺。仕事変えようかなぁ......。