最近、戦闘機のプラモデルを作るのが本当に楽しい。
塗装が楽しい。水転写デカール貼りが楽しい。パーツを組む工程が少なくて助かる。
というわけで。今回も戦闘機プラモデルを製作しました。
今回も塗装には一部代用色を使用しています。
タミヤ製アクリル塗料・タミヤ製エナメル塗料・ガンダムマーカーを使用。
まずはこいつ。めちゃくちゃかっこいい。
完成させたときは「カッケエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!! これだよ!!!! これがメッサーシュミットだよ!!!! ドイツのセンスは世界一ィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!」ってなった。
THE・メッサーシュミットって感じ。
E型を製作したときは「うーん......こんなもんか?」という印象だったけれど。
やっぱりメッサ―はG型ですよ。
E型とG型を見比べてみると、主翼が小さいのは変わらずに徹底されている。
E型の頃はカクカクした造形だったのに対してG型は丸みを帯びている。
もともと速度重視の設計をしているメッサーだけど、G型になってより洗練された印象を受ける。翼端を角型から丸型に変更しているので生産性は多少犠牲になったと思うけれど、その分速く飛べるはず。
さて。
今回G6型を作るにあたってミスった点はいくつかある。
・機首部の排気管の取り付けを逆にしてしまった。
・水転写デカールを貼ったあとの水分取りを怠って白化発生。
・胴体部のぼかし迷彩塗装は見事に失敗したでござる。
難しいよ、ぼかし迷彩塗装......。筆塗りでは無理なのか......。
しかし。それでも満足できてしまうナイスプロポーションのG型なんだよね。かっけぇ、かっけぇよG型......!!!!
おつぎは三式戦闘機こと飛燕さんです。
ハセガワより発売されている1/72モデルです。塗料は新型水性ホビーカラー・旧型水性ホビーカラー・タミヤ製アクリル塗料・ガンダムマーカーを使用しています。
印象としては「翼デカっ!?」というもの。
そう。この飛燕さんは和製メッサーとも呼ばれるほど、メッサーシュミットに強い影響を受けている戦闘機なのだけど。
翼を小さくして速度を出そうとするメッサーに対してこの飛燕は翼がデカいのです。
翼がデカいと低空での格闘戦に有利らしいんだけど......日本陸軍航空隊は格闘戦至上主義の搭乗員が多かったそうだからなぁ......こういう設計になっちゃったのかなぁ......。メッサーから学ぶ点は多かったと思うんだけれど、結局はこだわりを捨てきれなかったのかなぁ......。
メッサーとは別物だね。
けれど、この飛燕を完成にまでもっていけたのは土井技師の努力の賜物だ。技術を学ぶために輸送されたメッサー&設計書は米軍によってほとんど海没させられて、残ったわずかな資料をもとに完成させたのだから。別物なのは当たり前なんだよね。
うーん。やっぱり見比べてみてもG6型が一番かっこいいな。
今回はタミヤとハセガワという、ふたつのメーカーのプラモデルを製作したわけだけど。作りやすさはタミヤのほうが上だと思った。
ハセガワの飛燕は作りにくかった。デカールの質もタミヤウォーバードコレクションのものに比べると1~2段ほど落ちる。
G6型をこんなにもかっこよく感じるのもタミヤさんの造形努力の賜物かもしれない。
今後戦闘機のプラモデルを作ろうとしたら、とりあえずタミヤから選んだほうがいいかもしれないね。それでタミヤで発売されていない戦闘機はハセガワから買う、と。
できればタミヤさんにはウォーバードコレクションから日本陸軍の隼と鐘馗を出してほしいんだよなぁ。隼は2型も3型も良いけれど、1型が一番欲しい。1/72モデルで欲しい。
むかーしむかし。
まだ俺に塗装技術がなかった頃に、申し訳程度の部分塗装をガンダムマーカーで行っただけの無地の飛燕がおったそうな。
そいつを引っ張り出してきて見比べてみた。
やっぱり塗装したほうが見栄え良くなるよね。かっこよさが違う。
欲を言えば今回の飛燕は全部エナメル塗料で筆塗装したかったんだよね。
けれど、いつ買いに行ってもエナメル塗料が品薄続きで......。棚補充されていないのではと疑ってしまう。
仕方がないから新型水性ホビーカラーを買った。俺のなかではタミヤエナメル>新型水性ホビーカラー>タミヤアクリル>旧型水性ホビーカラーなので。