ななころびやおき

気の向いたときに趣味で投稿します。ゼロ戦は21型が一番好き。

手に掴んで離れないプラモを1個購入&製作

最近、戦闘機のプラモデル作りにハマっている。

 

タミヤから発売されている1/72モデルを買っては作っている。

 

ある日。

 

またしても俺はいつもの店にプラモデルを買いにいった。

 

商品棚を眺めて、あれにするか、これにするかと考える。

 

なかなか決まらない。

 

単発の戦闘機か攻撃機が良いのだけど、目ぼしいものはだいたい作ってしまった。

ピンとくるものが今まで製作したもの以外には見当たらない。

タミヤにこだわらなければまだ選ぶものはあるのだけど......できればタミヤから選びたい。

 

 

ふと、棚のなかから『デ・ハビランド モスキート』という名前の爆撃機のプラモデルを見つけた。

 

 

モスキートは双発機&爆撃機なので興味はない。

 

けれど、これもタミヤの1/72モデルだ。

 

一応手に取って眺めてみる。

 

......うーん、やっぱり興味湧かないなぁ......。

 

そう思って棚に戻そうとする......が。

 

 

 

手がこのプラモデルを掴んで離さない。

 

棚に戻そうとすると腕が硬直して動かなくなる。

 

自動操縦様がきた。

 

 

 

以前にも下記の記事で語ったことだけど。

 

自動操縦様とは、ある時突然強制的に身体が動いて俺に正解の選択をさせる現象のことだ。正体不明の憑き物(?)である。

tentouwakeup.hatenablog.com

 

 

俺は今回も抵抗した。

 

嫌だ!!!! 俺は戦闘機を買いにきたんだ!!!! どうせ買うならマスタングがいい!!!! モスキートは勘弁してくれ!!!! 趣味じゃないんだあああああああああああああ!!!!!!! ゆんやああああああああああああああああああっ!!!!!!!!

 

俺の身体は勝手にレジまで動いて会計を済ませた。

 

あー、もー、かっちまったぁぁぁぁぁぁぁ............。

 

仕方がないので家に持って帰ってプラモを開封する。

 

手持ちの塗料では満足に塗装できないことが発覚した。夜戦型の機体色であるマットブラックが必要だ。

 

ヨドバシカメラ2件、ビッグカメラ2件、ヤマダデンキ2件を回った。マットブラックは見つからなかった。この際エナメル塗料以外のマットブラックでも良かった。だけど、なかった。

 

仕方ないので新型水性ホビーカラーのつや消しブラックで筆塗装した。以下は完成写真。

 

デ・ハビランド モスキートNF Mk.Ⅱ
イギリスの高速双発爆撃機
(こいつは夜間戦闘機型)
最大の特徴は機体が木製であるということ

タミヤウォーバードコレクションから出ている1/72モデルです。

 

このキットでは戦闘爆撃機型と夜間戦闘機型のどちらかを作れるようになっている。

 

せめて純然たる戦闘機として作りたかったので夜間戦闘機型にした。

 

うーん......まあ、なかなかカッコイイのではないか?

 

双発機も悪くないね。双発機ならP-38ライトニングのほうが好きだけども。

 

本当はマットブラックで塗装するほうがもっとかっこよったんだろうなぁ......。

 

コクピット内部の構造とか面白かった。複座なんだね。

1/72でもコクピット再現を頑張るタミヤさん大好きです。

 

 

 

 

しかし、どうして自動操縦様は俺にモスキートを買わせたのだろう。

 

これはそんなに良い買い物なのだろうか。戦闘機といえば戦闘機なので、なんだかんだ俺の購入目的は達していたわけだけれど。

 

昔から、Aを欲しがったけれどBが与えられることはあった。

結果的にはBのほうが自分には合っていて、後にAを手に入れてもすぐに飽きてしまう。

 

自分の人生ではよくあるパターンだ。欲しているものと自分に合っているものは違っていて、神様はいつだって欲するものではなくて合っているものをご縁を通して与えてくれる。

 

俺は俺に合っているものを知らない。欲しいと思い込んだもの、良いと思い込んだものばかりを欲している。頭で考えた最善の選択はいつだって俺に不満をもたらした。けれど、神様が選んで与えてくれたものは違うんだよなぁ。神様は俺以上に俺を知っているのだろう。

 

なので。今回のモスキートもひょっとしたら後々良いことになるのかもしれない。いや、この件は神様じゃなくて自動操縦様なのだけれども。自動操縦様の品選びで間違ったことってなかったしな。後々モスキートの魅力に気づくのかもしれない。