ななころびやおき

気の向いたときに趣味で投稿します。ゼロ戦は21型が一番好き。

手に掴んで離れない本を二冊購入

本屋に行った。

 

商品棚を見て、興味のある本を探す。

 

スペンサー・ジョンソン著の『迷路の外には何がある?』と『プレゼント』を見つけた。この人の書いた本なら過去に『チーズはどこへ消えた?』を読んだことがある。海外の自己啓発本だ。

 

なんとなく手に取ってページをめくって、棚に戻そうとした。

 

戻せなかった。

 

俺の手が、この二冊の本を掴んで離さない。どれだけ手を開こうと力を込めても......。

 

自動操縦様が久しぶりにきた、と思った。

 

自動操縦様とは過去記事の親指様で少し語ったことなのだけど、ある時突然強制的に身体が動いて俺に正解の選択をさせる現象のことだ。親指様同様、正体不明の憑き物(?)である。

 

俺は抵抗した。だってどう見てもお金がもったいないから。

 

俺は心の中で自動操縦様に語りかける。

 

二冊で税込み2200円もするんだぞ。ちょっとは興味あるけど買いたいほどではない。どうしてもと言うなら古本屋で探せばいい。1000円未満で手に入ると思う。今月はお金を温存しておきたいんだ。頼む。2200円は高い!!

 

俺の足はじりじりとレジに向けて動き出した。やだ、買いたくない!

 

足に力を込めて抵抗する。しかし、俺の足のどこにそんな力があるのかと思うほどの剛力で俺の足は強制的にレジに向かって歩いた。

 

レジにて支払いを終えた。

 

自宅に帰宅する。

 

まあ、せっかく買ってしまった(※自動操縦様に買わされた)のだし、ちょっとは興味もあったからと、早々に二冊とも読んだ。

 

読んだ印象としては『迷路の外には何がある?』では、あり得ないと思っていてもあり得ると信じて進むことの大切さを語っていると思った。

 

『プレゼント』だと未来の計画を立てて過去から教訓を得ることができれば現在に集中できて人生楽しいよということを語っているように思える。

 

ちなみに以前に読んだ『チーズはどこへ消えた?』も自動操縦様による購入だった。今ある財源や居場所はいつかなくなるから他の財源や居場所を今からでも積極的に探しなさいという内容が語られている。

 

この三冊の内容をまとめると、俺のなかに、あるメッセージが浮かんでくる。

 

「今の職場は永遠ではない。他の職場を見つけておきなさい。アタリだと感じる職場は、君が恐れている方向にこそある。いや、あるかないかは考えないで。あると信じて探してほしい。そのための計画を立てて、困ったことがあれば過去を教訓として動き、今この瞬間に集中するんだ」

 

自動操縦様はこれを言いたかったのか......?

 

たしかに今の職場では先はない。けど、俺が他所に行っても通用する人間なのか自信がないので勤め続けていた。一応正社員だし......。

 

本当は良い職場は見つかると信じて、転職のための計画を立てて、恐くても長期戦覚悟で転職活動をしていくしかないと知っていながら......。

 

考えてみれば、過去に精神状態のどん底にいたときに俺の助けになったのは当時毛嫌いしていた仮面ライダーの曲だったんだよな。あの時の突破口も行きたくない方向にあったんだよな。今では仮面ライダー大好き。個人的に一番面白い作品は電王で、一番好きな作品はキバで、一番好きなライダーは氷川誠(仮面ライダーG3/G3-X)。

 

しかし。しかしなぁ......。自動操縦様よ......。

 

そんな自己啓発を語られたところで。

 

この俺が!!

 

本に書かれた内容通りに動けると思っているのか!!!???

 

俺は『チーズはどこへ消えた?』のヘムだぞ!?

 

たしかにヘムは続編の『迷路の外には何がある?』にて一番ダメな奴から成功者にはなった!!

 

しかし!! 今の俺は!!!!

 

行動しない過去のヘムなんだッッ!!!!!!

 

こんな本三冊(税込み3300円)で俺が動くと思うのかッッッ!?

 

舐めんなァァアアアアアアアア!!!!!!!!

 

どんな素晴らしい本を読んでも実践しないと意味はないんだよォォオオオオオオオッ!!!!!!!!!!

 

 

 

けど。結局その本屋に行ったのも親指様の指示だったから。完全に「お前これ読め」ってことなんだよね。あんまり駄々こねていたら日月神示に書かれている「言うこと聞かねば聞くようにして聞かす」になるかもしれない......。

 

チーズはどこへ消えた?』で転職(+必要なら引っ越しも)の必要性を説いて聞かせ。

 

『迷路の外には何がある?』で転職に伴う恐れの乗り越え方を伝えて。

 

『プレゼント』で具体的な目的達成の動き方を説明している。

 

もはやこの三冊を通して何者かが俺にそういうメッセージを伝えているようにしか読めない......。転職しろってことなのか!? したほうがいいんだけども!!!!

 

俺は今の幸せが続けばそれでもいいんだけど......。無常ってことなんだよね......。千年王国だって千年しか続かないんだから......。

 

結局、この二冊の本は面白かったな。わりと電子書籍派の俺であっても紙書籍で買えて良かったと思う。本の薄さ的に立ち読みでも充分に読めたとは思うけれどね......。

 

個人的には水野敬也著の『夢をかなえるゾウ』も気になっている。まだ読んだことはない。続刊が結構出ていて一冊一冊が分厚いので少しハードルの高さを感じているものの、発売順に読んでみたい。親指様はNOって言ってるけど。

 

以上!!