※妄想入ってます。それでもご興味あればどうぞ。
日月神示には「自由・平等・博愛は悪の三兵器」みたいな言葉がある。
世を壊すもとだそうな。
正しくは悪魔が武器として使っている、悪自由・悪平等・悪博愛とも言うべきもので。
正神のいう本来の自由平等博愛とは違うものだそう。ただし、現代人が認識している自由平等博愛とは悪の三兵器のほうらしい。
一見すると善いことのように見せて、実行すれば世を壊す。
そういう思想を流布するのが悪魔のやり方らしい。
んで、俺は今までこの考えに納得がいっていなかった。
いくら、ひつくの大神様がそう言ったって、自由平等博愛は良い思想じゃないかと。これが失われた世の中は地獄ではないかと。そう思っていた。
でもさ。最近になって思うんだよ。
自由って、弱肉強食になるだけじゃん。強い者勝ちじゃん。
平等って、無茶を通す人が増えるだけじゃん。必要な分別がなくなるじゃん。
博愛って、弱者アピールが盛んになるだけじゃん。弱者コスプレNo.1決定戦じゃん。
そう。現代における自由平等博愛って、競争と我欲を煽って健全な成長を妨げることで世の中を乱そうとする思想なんだよね......。善のお面をつけた悪魔の罠なんだよね......。
いや、しかし。悪魔さんもやりおる。人間の本性を知っているからこそできた芸当だから。人間の心根が清いものであれば自由平等博愛はきっと善用されていただろう。
神様の作ったこの世界って、残念ながらあんまり自由ではないし、不平等だし、愛せるものと愛せないものがある。
人生って意外と縛られている。生まれ育ちと環境の違いもある。怨憎会苦もある。
昔の人はこれを「定め」と言った。人は各々に定め(運命)を持っており、定め(お役目)をまっとうするために生きるのだと。
何をどのくらい得られるのか、得られないのか、失うのか。そういうことを主眼には置かなかった。どう生きるかに集中していた。
そのほうが恵まれた成功者を羨むよりは充実した人生を送れそうではある。
とはいったってさ。
幸せは欲しいよね。勝ちたいよね。一目置かれたいよね。不労所得も欲しいよね。満たされたいよね。
定めがなんだといってもさ。目の前の苦しみに対して何ほどの価値があるのだろうか。能登半島地震の被災者方に同じことを言えるわけもない。何が定めだ。実際の現実を目の前にこんな話は無力だ。
やっぱりお金だよ。強力なコネだよ。他人がどうなっても俺一人だけでも生きていける状況作りだよ。俺に都合の良い自由平等博愛を寄越しなさい。
しかし正神様はいう。
自由とは、善を選ぶ自由だと。何をしてもいいわけではない。
平等とは、差を認めることだと。同じ待遇の人間なんていない。
博愛とは、自己愛と真愛を合致させることだと。自己犠牲はいけない。
人間には身魂相応の生き方が決められているらしい。それに則って働いて暮らすしかないそうな。
正神様から見たら人間に自由なんてないのでしょうね。一部の当たりくじを引いた人間以外は夢も希望もない。
天使の一部はこういう正神様の方針に反感を持って、人間を正神の手から解放しようとして戦って堕天使になったんだよね......。
とはいえ我ら人類、未熟過ぎて自由平等博愛を正しく運用できていない。正神様の見立ては正しかったのだろう。それならそれでさっさとこの世の主宰神として戻ってきてほしいです。いつまでも悪の大将神にこの世の音頭を取らせないでもらいたい。
僕の定めはなんだろうなぁ......。それに気づいて邁進していれば僕の人生は豊かになるのかなぁ......。聖書には神と金の二君に仕えることはできないってあるのだけれど。
俺の人生、充実させたいなぁ......。
自分の欲しい幸せは何なのか。最近ようやくわかってきたのだから。
ひとまず、それを得るために行動あるのみです。
