動画配信サイトの『ABEMA』にて。
『僕は友達が少ない』と『僕は友達が少ないNEXT』を視聴しました。たまにはのんびりアニメ視聴も良いよね。
ライトノベル原作のTVアニメです。月末まで期間限定無料配信中です。
僕が高校生の頃(大学生の頃だっけ?)に放送されていた作品ですね。当時ハマっていました。今でもラノベ全巻持っています。
どんなお話かというと、ぼっちで学校生活を送るはぐれ者な面々が友達欲しさに隣人部と称した謎の部活に集まってなんかやるお話ですね。
なんかやるっていっても遊んでばかりなんですけどね。キャラクター同士の掛け合いが面白いんですよね。
かつては「ライトノベルはキャラクターが魅力的なら8割成功したようなもの」とまで言われていたラノベ創作論に沿って作られたラノベの完成形の一種です。
ちなみに最近はどうなんだろう? なろう系だとネタがすべてみたいな印象を受けるけど、最近のラノベは読まないから......。(マジ懐古厨やで......)
二期であるNEXTはリアルタイム視聴していたけど、一期である無印は当時視聴していなかったんだよね。
これはチャンスだ。
というわけなので、視聴しました。
前置きとして......。この作品には二大ヒロインである三日月夜空と柏崎星奈がいるのですが。(※原作最終巻まで読んた人は「ん?」と思うでしょうが......)
当時、ファンは『夜空派』と『星奈派』で分かれてヒロインを語る風潮がありました。両者とも基本的に恋愛競争に勝ってほしいヒロインを推しています。
ちなみに勢力的には星奈派が圧倒的優勢でした。
そして僕は夜空派でした。今でも夜空派です。
その上で、一期を全話視聴した感想を述べますと。
これは星奈のほうが人気出るわけだなぁ......と。
絶対に星奈好きの製作スタッフが作っているだろ、と。
夜空派の僕でも星奈可愛いってなったからな。
ていうか展開知っているのに面白いなー。一気見しちゃったよ。アニメの一気見とか何年ぶりだろうか。
12年前のアニメなのに色褪せないクオリティが凄い。
あの頃のラノベ原作アニメは輝いていたな......。あの頃はラノベ全盛期だったな......。力の入れようが今とは違っていたように思える。今はなろう系が強いからなぁ......。栄光盛衰やで......。
というか、なんで夜空は髪を切ってしまったのか。
いや。ショートヘアの夜空も可愛くて好きなんだ。個人的にもショートヘアの似合う女性には弱い。
けど、夜空のヒロイン力が下降してヒロインレースから脱落していったのは髪型を変えてからなんだよねぇ......。(※ちなみにサブキャラ枠だった理科は髪型を変えてヒロイン力を上昇させてイロモノ枠を返上してヒロインレースに躍り出た)
ロングヘアーを死守して、自分の正体を明かさなければ小鷹(主人公)のハートをゲットできる可能性もあり得たと思うんだよなぁ......。過去補正に頼ろうとしたばかりに......。
夜空には初恋を叶えて報われてほしかったよなぁ......。
とか思いつつ、一期視聴直後に二期視聴に移行する。
二期のOP曲『Be My Friend』が今でも本当に好き。
このOPは飛ばせない。一気視聴はOPとEDは飛ばしてなんぼではあるものの、このOPだけは飛ばせない。好きすぎる。
なので飛ばせないOPから本編に入って......。
二期に入った途端ヒロイン達が恋愛脳になっちまってるって思った......。
まあ、しゃーないよな。
夜空はもともと小鷹との友情を取り戻したくて隣人部を作ったはずなのに、恋愛感情が芽生えているし。
星奈は普通に友達欲しくて隣人部に来たけど、小鷹に助けられているうちに恋愛感情を持つようになったし。
幸村と理科は......。もとから小鷹狙いで入ってきたっぽいし。理科はまだ友達作りメインだけど、幸村は完全に......。
あれ? もしかして一期の頃から伏線張られていた......? 表面化していないだけだった......?
まあ、原作全巻読破しているから色々わかっちゃっているし、先の展開も読めるんだけども。
というか小鷹はいつになったら隣人部の面々を友達と認めるのだろうか。ぼっち特有の友達判定の厳しさ(※「あんた私と友達だと思ってたの?」とか言われて傷つくことへの防衛心理)がここにきて......。まあ、部活仲間と友達は似て非なるものという思考はよくわかるのだけども......。
とか思いながら二期の視聴も終えました。
うん。一期のほうが面白いね。作画も一期のほうが好み。(二期の作画はハイスクールD×Dっぽい。ハイスクールD×Dは好きだけど、こっちはこっちで一期のままの作画で行ってほしかった......)
そして理科が可愛い......。二期は理科推しのスタッフで固めたというのか......!?
話は変わるけど。
この頃は謎部活モノが流行っていた。
その裏には「居場所がないなら自分で作ればいい」というテーマがあった。
『僕は友達が少ない』もそういう作品だった。
居場所のない人たちが集まって居場所を作るお話だった。
最終的には色恋沙汰になって、主人公は居場所を取るか色恋を取るか選ばなければならなくなるのだけど......。
この、一人の恋人と複数の友達、どっちを選ぶ? って状況......。選びたくないよねぇ......。
小鷹にとってあの部活は居心地の良すぎる空間だったからな。
色恋なんて選べるわけないんだよな。たとえ恋愛感情を持った相手が部活内にいたとしても。
この作品って全部見終わると、理科視点でもう一度最初からお話を見たくなるんだよね。あり得ないことだけど、原作をなぞる形で理科視点verのお話出ないかな。出ないだろうな。原作でちょろっと書かれていたからな。
一期~二期まで全話視聴を終えると切ない気持ちになった。
こういう青春が俺にもあったら......って思うよね。
いつかこういう青春が俺の手にも......なんてことは年齢的にはもう思えない。
といっても、主人公の小鷹は現状維持を望んだ結果として、あの恵まれた環境を無駄にしてしまったのだけど......。
小鷹的には無駄ではないのだろうけどね。居心地の良い部活が色恋沙汰で崩壊しそうになって、しかもその中心人物は自分って状況だから。
望んでもいないのにオタサーの姫男みたいになってしまっている......。色恋に決着をつけることから逃げるのでなおさら......。
でも小鷹の気持ちもわかる。もし俺が同じ状況に置かれたら、同じ選択をした可能性はある。大いにある。等身大のヘタレ男として理解できる。
恵まれた環境や武器を与えられても、行動を起こす勇気がなければ無駄になってしまうのだ......。まあ、実際にこんな環境に置かれてもここまでモテるなんてことは非現実的だろうけど......。
その点でいうと、いま流行りの異世界転生モノも、どんな転生特典を与えられようと勇気がなければ無意味に終わるんだろうなぁ......。
実際、異世界に転生したってだけで色々と行動を起こせる転生主人公達ってすごくない? 最近だと『陰の実力者になりたくて!』のシド君とかね。いや、彼は狂人レベルの求道者だからこその行動力だけども......。
もし、はがない(※僕は友達が少ないの略称)がエロゲーであったなら、都合の良いハーレムルートが解禁されていただろうに......。隣人部のメンバー相手だとハーレム成立までの難易度激高だろうし苦労するだろうけど......。
結末は変わらないだろうけど、アニメ3期やらないかなぁ......。ダメかなぁ......。最終巻までアニメ化されないかなぁ......。二期ラストから先の展開がまた見所なんだけどなぁ......。
ライトノベルらしい軽さが良かったです。作画は一期のほうが好きです。(大事なことなので二回)
次は『バカとテストと召喚獣』でも見よう......。略称バカテス......。ABEMAで無料配信中だから......。高校生の頃の俺を爆笑させたラノベを原作としたアニメ......。こいつも一期だけ未視聴だから......。このノリ懐かしすぎるぜ......。ED曲大好き......。(※バカテスの感想を書く予定はありません。原作はギャグ作品なのに、アニメ版はラブコメ調になっているとだけ......)
あれ、なんか......尊く光り輝いて見えるよこのアニメ......。高校生の頃はそんな感情持たなかったのに.......。
学生の頃にハマったものって浸れるなぁ......。
学生の頃に興味のなかったことでハマっていることもあるけどね。料理とか。今日のアヒージョはエビ・ブロッコリー・マッシュルームでオーソドックスに作りましたよ。ただし塩はクレイジーソルトで。
休みの日の「明日仕事かぁ」って感じが嫌だ......。出勤日の関係から友達作りすら困難だ......。
僕は友達が少ない......。