アオシマ(青島文化教材社)から発売されている、1/72スケールモデルの五式戦闘機を作りました。
大戦末期に実戦配備に間に合った最後の純国産戦闘機です。
今回も完全筆塗装です。
頭がぼってり膨らんでいますね。空気抵抗を減らす設計に心血を注いでいる日本軍機らしからぬ容貌です。
それもそのはず。この戦闘機は突貫作業の急造品なのです。
液冷エンジンの供給不足から、仕方なく倉庫に大量保管されていたボディだけの三式戦闘機に思いつきで空冷エンジンを取り付けた代物なのです。まともな設計じゃない、あり合わせの戦闘機なのですよ。
勿論、多少の細工はしているようで。設計者の頑張りによってちゃんと戦える戦闘機になっているのは凄い。稼働率も高かったそうな。
個人的にはこの頭でっかちなデザイン、好き。最初から五式戦として開発されていたら絶対にこんなデザインにはならなかっただろう。好き。胴体は三式戦だけあって細身でかっこいい。好き。
いつもタミヤやハセガワばかりだったのだけど。今回は初のアオシマプラモである。なかなか良かったと思う。値段がお高めなだけある。
急造品なのにけっこう戦えるというシチュエーションは......ロボットアニメ好きとしては大いにYESなんだよね。
作る前はパッとしないなぁなんて思ったけれど。作り終えてみると五式戦全然良いじゃんってなった。
帝国陸軍機なんだけど、愛称がないんだよね。それまでの陸軍機には愛称があったのに。三式戦闘機の改良版が出るまでの繋ぎとしか思われてなかったっぽいので、そのせいかもしれない。
思った以上にアオシマキットは良かった。まあ、クオリティと値段のバランス面ではタミヤが一番なのは変わらないけれど。おかげで他のメーカーのプラモデルも組みたくなった。
自分で塗装したり水転写デカールを貼るのが楽しすぎる。
安いプラモデルでも塗装次第で化けるの良いよね。ロボット系プラモデルならダンボール戦機がそうだったんだけど......僕の大好きなダンボール戦機WARSのプラモデル再販が未だにこない......。どうせガンプラは転売地獄なのだから、ダンプラ出していこうぜ(無茶振り)。
思えば俺って、ガンダムよりもマクロスのほうが好きな人間だったからな。戦闘機プラモにハマるのは運命だったのかもしれない。それはそれとして水星の魔女視聴してるけれども。
やろうと思えばオリジナル塗装も可能なんだよな。いまは史実通りに塗りたいところだけど。楽しみは広がるね。
問題は作りたい戦闘機プラモデルがなくなってきていることだ。
1/72以外なら1/48サイズとか、まだ選択肢もあるけれど......大きさがな......。ハセガワの1/72スケールの一式陸攻もサイズの関係で購入を躊躇っているし......。
かといって1/144サイズもなぁ......。そんなに小さいとあまり嬉しくない......。
1/72のジェット戦闘機を、作るか......? レシプロ戦闘機ほど興味はあまり持てないのだけど......。
......く、苦しい......ッッ!!!!
戦闘機のプラモデルを選ぶ作業が、苦しいッッッ!!!!!!!!
得たいのに、得たいものが見当たらない......!!!!
引き寄せの法則を信じて得たいものを引き寄せようとするか、一切皆苦を信じてもう得られないのだと諦めるか......俺の明日はどっちだ!?