◎武装少女マキャヴェリズムの感想
武装少女マキャヴェリズムっていう漫画を読んだのね。全巻。
元々アニメ化もされていて気になっていた+電子書籍版がセールで大幅値下げされていたので。チャンスを逃さずに全巻買いましたよね......。
以下、ネタバレ有の感想です。
女の子が武力で支配する学園に転校してきた主人公が己の自由を守るために戦う過程で女の子たちが勝手にオチていくっていうお話なんだけど。
ひたすらに女の子が可愛かったよね。良い漫画だよね。
物語後半からは主人公の過去の因縁編になっていくから主旨がズレてきちゃったけど、そこは個人的に残念だったけど。なんならまだまだ続きそうな打ち切りっぽいENDでもっと続いてほしかったけれど。
振り返ってみると、やはり女の子可愛いで統一される我が感想でした。
出番少なめだけど、さとりちゃん好き。もっと主人公とイチャイチャして自分が人間であることを自覚してほしかったです。
バトル漫画に振り切るか、バトル要素ありのラブコメ漫画に振り切るか、バランスよくやるか......。
個人的にはラブコメ寄りでこの作品を読みたかったけれど、作者はバトル寄りに路線変更......。
惜しい......。せっかく戦って仲間になってモテていくという黄金パターンが物語前半で完成していたのに......。
バトルも見応えあったけど、もっと......ラブコメを......。(※途中ちょくちょく挟んでくれたし、ラストエピソードはそんなファンの要望に応えてくれていたと思う)
俺の読みたい展開と、作者の書きたい展開が少し不一致で、また合う部分もあって。そういう漫画でした。
それだけに惜しい。バトル展開寄りで続けるにしても、まだお話は続いてほしかった。新たな敵キャラが登場したところで終わったんだもん。
これ、あれだよね? 連載続いていたら、過去の因縁から和解した親友が仲間を引き連れて主人公のピンチに駆けつける展開もあったよね? 俺はそれも見たかった......。
あと、前半ラスボスの女帝も絶対に自分の気持ちに素直になったデレモードで味方になるよね。今度の敵は女帝のお家絡みっぽいし。俺はまだ女帝の完全デレ期を見ていない......ッ!!
少年バトル漫画の王道展開とラブコメの王道展開をうまく合体させた秀才的漫画なだけに......この先の展開はないことが実に惜しい......。惜しすぎる......。まさにTHE・月刊少年エースみたいな漫画だったのに......!!
さとりちゃんとか、つくよちゃんとか、もっと主人公とデートしてほしかった。
最終的にはリンENDでもいいんだけど......。主なラブコメ成分はリンとメアリが担当していて、そこは充分充分に供給感謝感謝なんだけども......。
天下五剣とのラブコメエピソードはもっともっともっと欲しかった......。メアリのお色気シーンが多めなのは非常に良かったです......。
バトル漫画にかこつけてヒロイン達の可愛い様子を描きまくる作品で良かったんじゃないかと個人的に思うほどにヒロイン達が可愛かったので.....。
バトル展開でさえもヒロイン達の魅力を表現する手段でしかないっていうか......。バトル展開は副菜、ラブコメ展開は主菜であれっていうか......。
けれど、作者はたぶんバトル展開のほうを主菜として描きたかったんだろうなって、読んでいて思った。
この作者、絶対にバトル好きだろっていうのが絵から伝わってくる。ヒロインとかラブコメとかの要素は掲載誌の月刊少年エースの風土に合わせた結果なのかもしれない。
この辺のバランス感覚は同掲載誌で連載されていた『そらのおとしもの』が優秀だったと思う。本当に描きたいものと、読者の求めるものとのバランスが良かった。
結論。さとりちゃんとのラブコメエピソードをもっとくれ(=もっと連載続いてくれ)って思うくらい魅力的な漫画でした。以上。
◎魔法少女にあこがれて 感想
魔法少女にあこがれてっていう漫画があるんだよね。
まだ完結はしていないけれど、1~12巻まで出ているので、全巻買って読みました。これも電子書籍版がセールで安かったんですよねぇ......。
以下、ネタバレ有の感想。
ニチアサの魔法少女モノみたいな世界観です。
実際に魔法少女と悪の組織が戦っています。
魔法少女モノによくいるような、マスコットによって力を与えられて魔法少女に変身して戦う3人の少女......。
その3人の少女の大ファンである女の子が今作の主人公です。
主人公は魔法少女ではありません。悪いマスコットに騙されて悪の女幹部にされてしまった女の子です。
もともと魔法少女への感情が強すぎたせいもあって、女幹部になったのをイイコトに色々とやるんですよね......。おもにエロ攻撃を魔法少女に......。
女の子同士のカップリングが多いんですよね。ていうかそれしかない......。
このお話は悪の組織側の視点で進みます。主人公が悪の組織に属しているんですから、仕方ない。
まあ、魔法少女側の視点も勿論入りますけれど......。一番の見どころは主人公のうてなちゃんです。
この子が色々とこじらせていましてね......。すべては魔法少女への尊敬と愛あってのことなのですが......。敵側の女幹部にこういう奴いそうだわーっていう感じの子なんですよねぇ......。
なんというか、ラスボスと戦っていて今にもやられそうな魔法少女の前に現れて、身を挺して魔法少女をかばって「あなたにとって私たちは敵なのに、どうして......!?」「わたしはあなた達の大ファンなんですよ。こんなところで死んでもらっては困ります」って言ってラスボスからの攻撃の盾となって笑って消滅していくような......。そんな感じの子なんですよ。
属性的にはハリーポッターでいうところのスネイプ先生に近いかもしれない。彼も歪んだ愛ではあったけれど、リリーへの愛を最期まで貫き通してハリーの道を切り拓いた男だもんね。
いや。悪の組織のマスコットから力を授からなかったら、うてなちゃんは一生魔法少女オタクの陰キャ一般女子で終了していたと思うんですけれど......。大人しい子が善人とは限らないという典型......。
ニチアサ魔法少女モノ世界のお約束なのか、男との恋愛は描かれていません。一貫して百合です。
ニチアサなら百合もダメだろって? うてなちゃんの愛が歪んでいるからね。健全なニチアサにはなりきらないのさ......。
魔法少女への強いこだわりを持ちながら、魔法少女へのエロ攻撃をやめられないという......。こいつ、いつか生やしそうなんだよなぁ......。
やべー女なのは事実ですが、うてなちゃんは可愛いです。
内部抗争を経て悪の組織の親玉として君臨するようになり、よりマシマシで趣味の限りを尽くすようになっていったうてなちゃんです。その趣味を破壊しようとする存在には容赦をしません。
自分に力を与えたマスコットと根本的な方向性の不一致が浮かび上がってきました。うてなちゃんにとってはこのマスコットさえも今後倒すべき敵となるのでしょう。
というか、ラストの展開は魔法少女と協力して諸悪の根源を倒すことになりそうなんですよね。
魔法少女は平和を守りたい。うてなちゃんは、自分の趣味のためにも魔法少女に存在してもらいたい。
敵次第では協力できるんですよね。うてなちゃんの魔法少女への愛は歪んでいますが、本物の愛なので......。別に憎んで戦っているわけではないので......。
最後は必ず魔法少女が勝つ。そのために悪である自分は倒されなければならない。深い魔法少女への愛ゆえにそうした悪の美学を持っているうてなちゃんなので......。
ふつーにラスボス候補筆頭である悪いマスコットを倒すための共闘をしそうなんだよね。うてなちゃんは魔法少女達相手に延々とトムとジェリーをやっていたい子なので......。
その舞台をぶち壊す存在はぶっ潰すでしょうねぇ......。欲望のままに動く悪の幹部らしい動機で戦って勝つでしょうねぇ......。
たぶん、魔法少女側のマスコットに最初に出会えたら、うてなちゃんも念願叶って魔法少女になれていたと思いますし、内に秘めたる自覚のなかったSっ気が目覚めることもなかったと思うんですよ。
出会ったのが怪しい悪の組織のマスコットだったから......。そのままズブズブと沼にハマるようにして愉しむようになっちゃって......。
普段は優しい子なんですけれどねぇ......。......。......。うてなちゃんの正体がバレたときも街頭インタビューで同じこと言われてそう......。
この作品に男女のラブコメ要素は期待しないほうがいいです。この作品における恋愛要素は肉欲的な百合です......。まあ、斜め上の方向に突っ走るバトル漫画ですね。
素のうてなちゃんと、変身時のテンションおかしくなったうてなちゃんとのギャップが個人的にはこの作品の最大の魅力、でしょうかね......。
女の子の可愛さを引き出すにはやはり異性の存在は欠かせないと思うラブコメ好きの私ですが、こういう美少女動物園的な漫画も好きです。こういうのはこういうので良いんです。ストライクウィッチーズとか大好きです。
以上です。