【本の感想】
『あなたはもう、自分のために生きていい』という本を読みました。
ダイヤモンド社からの出版物で、著者は心理カウンセラーPocheです。
無意識に自分で自分を苦しめている人とか疲れた人とかにこれを読ませると何か気づきを得るかもしれない。
とはいえ、この道を色々やっている人からすれば「そんなの知ってる」となる内容ばかりだったりもする。
自己啓発入門者のための本かもしれない。
個人的には、この本を読んで得たものはあった。
自分を認めてあげたい。このことに気づけた。
思えば俺は「まだまだ」とか「まだ未熟だ」とか、そんなことを自分に言い聞かせて自分を認めていなかったように思う。自分を責めがちな生き方だった。
けれども。本当は自分で自分を認めて生きていきたかった。この本を読むまでそんな本心にも気づけていなかった。
完璧じゃないと自分を認められない、というのは自分自身に完璧を求めすぎている。
完璧じゃなくても私は私を認める。こうしていたい。
いまの自分を受け入れたい。そんな自分を許してやりたい。
私は幸せになっていい。自分のために生きていい。自分を認めていい。こういう許可を自分自身に出せるようになっていきたい。
この本には( ゚д゚)ハッ!とするような革新的なことが書かれているわけではない。
しかし、この本を買うためにお金を出して良かったかを考えると......。その価値はあったと思う。
【紫電11型甲のプラモデル製作】
タミヤのウォーバードコレクションから『紫電11型甲』を製作しました。
1/72スケールモデルです。今回も筆塗装で、一部代用色を使用しています。
後に大日本帝国海軍最強の戦闘機と称される『紫電改(紫電21型)』の進化前の戦闘機です。
通称、残念なほうの紫電。けど、水上機からフロート脚を外して突貫改造した代物だから、性能面で不満が残るのは仕方ないよね。低翼設計最強の時代のなか中翼設計だし。
でも見た目は好き。中翼設計のデザインも好き。飛行性能低下するけれど翼下搭載のガンポッドも好き。日本軍機にあるまじきボディの太ましさも水上機の名残を感じて好き好き大好き。
今回はアンテナ線を張った。いつものように伸ばしランナーで。面倒だったけど、少しだけコツを掴めてきたかもしれない。(※今までは上手くできるかどうかは運でした)
それといつも思うのは、ウォーバードコレクションの水転写デカールって性能いいよね。シワになりにくくて綺麗に貼れる。
前回鐘馗を作ったときも気に入ったけど、紫電も気に入ったかもしれない。俺って意外と太ましい戦闘機のほうが好きなのかもしれない。米海軍戦闘機F6Fとか眼中になかったんだけど、いざ作ってみたら滅茶苦茶気に入ってしまう可能性が出てきた。
自分が好きだと思っているものと、自分が好きだと感じるものって違うことあるよね。
違うどころか逆のことさえある。そういうとき自分は意外と自分のことを知らないのだなと実感する。
こういうとき、つい感じたことを否定したくなるのだけど。
自分の場合、頭だけで好いと判断して買ったものって結局ハマらない場合が多いんだよね。飽きるのが早いくらいならまだいいのだけど。飽きる以前につまらなかったり何も感じなかったりすることもある。
それでも。
頭で考えていることを『自分』だと思うから。頭での判断に反していることを感じていると、その感じたことは『自分』だと思えなくて。何者かに自分を塗り替えられようとしている気分になる。
頭で考えていることを『自分』だと思い込むのもなんだか不思議なことだけどね。
とはいえ。とはいえ。喜びを得たいのであれば、好いと考えたことではなくて、好いと感じたことを選ぶのが良いというのは自分の人生における成功パターンだと。今までの人生で体験してきている。
なので......。俺は、俺じゃないような気はするけれど、細身の戦闘機よりも太ましい戦闘機のほうが俺は好き......なんだろうなぁ......。この感覚に素直になれなくて後悔した記憶があるからこそ、俺はいまそう思うようにしたよ。
でも、あれぇ......? 俺ってゼロ戦や隼のような細身の戦闘機のほうが好きだと思っていたのになぁ......。両者を見比べたときの心の反応が違うぞ......? 不思議だなぁ......。今までの自分の戦闘機の好みは思い込みだった......?
いやまあ、両方好きってことにしておこうかなぁ......(←戸惑いからくる折衷案)