『ぎゃる☆がん』というゲームがある。
俺の大大大好きなゲームだ。
ジャンルはレールガンシューティング。ゲームセンターにあるような、キャラクターが勝手に動いて目の前に出てくる敵を銃で撃っていくゲームだ。
撃つことになる敵はたいていが兵隊・ゾンビ・モンスターなんだけど。
この『ぎゃる☆がん』においてはそうではない。
女の子の心を撃つ。眼力で。
眼力で女の子の心を撃つことによって、撃たれた女の子はキュンとなってその場に倒れる......。そういうバカゲーである。
このゲームの優れた点は、ギャルゲーとレールガンシューティングの要素を上手に融合していることだ。特に二作目の『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』は素晴らしい。PSvita版、PS4版、ニンテンドーSwitch版と3本も買った。同じゲームを何本も買うなどは普段であれば滅多にしないことだ。
レールガンシューティングによくある、進行中に出てくる『どちらの道を進むのか』という選択肢と、ギャルゲーの進行中に出てくる『どちらのヒロインを選ぶのか』という選択肢が融合している。選択次第で進むステージとストーリーが変わる。
しかもマルチエンディングだ。シューティングパートのスコアと、作中の選択肢によって上下するヒロインの好感度を合わせてどのような結末になるのか決まる。ダメだとわかっていても選びたくなるネタ選択肢もあるのがまた良い。
大筋のストーリーはどのシリーズも同じで。たった一日の奇跡によってチート級のモテ男となった主人公が、攻め寄せる女の子達を眼力でキュン死させながら、本命のただ一人の女の子に告白をしにいくというもの。本命の女の子には眼力は効かないので主人公は色々と頑張ることになる。
俺は『ぎゃる☆がん りたーんず』『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』『ぎゃる☆がん2』をプレイ済であり、現在は3が発売されないか楽しみに待っている状況だ。次回作はぜひともガンコン対応になってほしい。このシリーズはなぜかガンコン非対応で、そこだけが玉に瑕だ......。
美少女とガンシューティングが好きならプレイする価値はある。
否。美少女が好きなだけでもおそらくはプレイする価値ありと言える。そういうイベントパートもあるからね。
家庭用ゲームなので、100円を入れずともコンティニュー無限でプレイできる。だからテキトーにやってもクリアできるわけだが、トゥルーエンディングを迎えたいのであればそんなプレイではたどり着けない。ハイスコアを目指してガチでやらねばならない。そこにこのゲームの面白さはある。
好きなキャラは『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』のえころと神園姉妹。他にもいるけれど、一番脳内に残っているキャラはこの三人だ。
このうち神園姉妹が主役の2Dアクションゲームが来年に発売予定だそうで。PVを見たけど......うーん......グラフィックが荒い......。よほどストーリーが面白くて神園姉妹の魅力を引き出していないと買わないかもなぁ......。肝心のゲームパートで動かしている神園姉妹が神園姉妹に見えないってどうなんだ......。